UE4のプロジェクトをSubversionで管理する httpアクセス編 その1

UE4のプロジェクトをSubversionで管理するため、リポジトリを作成しsvn+ssh形式でチェックアウト、コミットできるようになりました。しかし、今回からは諸々の事情によりhttp形式でウェブプラウザアクセスできるように目指していきます。
※画像はクリックで拡大できます
Apacheインストールの準備
http形式でのアクセスにはApacheの導入が必要となります。まずはApache用のユーザーを作成していきます。
# useradd -s /sbin/nologin ユーザー名
Apacheインストール時に、apacheというユーザーが追加されますがセキュリティの観点から使用せずに作成したものを使います。-sオプションでshell指定、/sbin/nologinで作成したユーザーはサーバーへのログインはしません。
続いて、ユーザーにパスワードを設定します。
# passwd ユーザー名 # ユーザー ユーザー名 のパスワードを変更。 # 新しいパスワード: (パスワードを入力) # 新しいパスワードを再入力してください: (パスワードを再入力) # passwd: すべての認証トークンが正しく更新できました。
作成したユーザーの情報は下記コマンドで確認できます。
# cat /etc/passwd | grep ユーザー名
「ユーザー名:x:1000:1000::/home/ユーザー名:/sbin/nologin」のような表示が出ます。
続いて、下記コマンドでユーザーとグループが表示される事を確認します。
# id ユーザー名
「uid=1000(ユーザー名) gid=1000(ユーザー名) groups=1000(ユーザー名)」のような表示が確認できれば完了です。
Apacheのインストール
Apacheのインストールを開始するにあたって、下記コマンドで必要なパッケージがCentOSに容易されているか確認します。
# yum list | grep httpd
下記の4つのパッケージが表示されているかを確認します。
httpd.x86_64 httpd-devel.x86_64 httpd-manual.noarch httpd-tools.x86_64
4つのパッケージが確認できたらApacheのインストールを開始します。下記コマンドで確認した4パッケージをインストールします。
yum -y install httpd httpd-tools httpd-devel httpd-manual
「完成しました!」の表示が出たらインストール完了です。
下記コマンドで、インストールがされているかを確認できます。
# yum list installed | grep httpd
また下記コマンドでインストールされている場所を確認する事ができます。
# which httpd
自分の環境では「/usr/sbin/httpd」にインストールされている事が確認できました。
Apacheの起動確認
Apacheのインストールが完了したので、起動を確認します。CentOSの7以降はApacheの起動、停止を行う必要があるようです。
# systemctl start httpd
上記コマンドでエラーが出なければ、正常にApacheが起動しています。
詳細なステータスを確認するには、下記コマンドでApacheのサービス状態が確認できます。
# systemctl status httpd
画像のように緑色の丸が確認できれば、正常な状態となります。
また下記コマンドで稼働しているプロセスを確認する事でも正常に起動しているかわかります。
# ps -aux | grep httpd
Apacheの自動起動を設定する
サーバーの再起動や、停止後の復旧時にApacheが自動的に起動するように設定します。
# systemctl enable httpd
下記コマンドで、自動起動の設定が有効になっているか確認できます。
# systemctl list-unit-files | grep httpd
「enabled」の表示が確認できれば大丈夫です。
次回はファイアーウォール回りの設定を行っていきます。
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