UE4のプロジェクトをSubversionで管理する httpアクセス編 最終回

仮想サーバーにSubversionを導入し、httpでウェブプラウザからのアクセスに成功し、TortoiseSVNでローカルPCにチェックアウトする事もできました。
今回はUE4のプロジェクトを、アンリアルエディタ上からSubversionにアクセスする設定を行いたいと思います。
※画像はクリックで拡大できます
リポジトリをチェックアウトしてくる
UE4のプロジェクトの配置場所、例として「Unreal Project」直下に「FirstProject」フォルダを作成しリポジトリの「trunk」をTortoiseSVNでチェックアウトしてきます。
UE4のプロジェクトをチェックアウトしたフォルダに作成or移動
リポジトリをチェックアウトした「FirstProject」フォルダにUE4のプロジェクトを移動します。
必要なディレクトリとファイルをコミットする
UE4のプロジェクトでリポジトリにコミットすべきファイルとディレクトリは、「Config」ディレクトリ、「Content」ディレクトリ、「Source」ディレクトリ、「.uproject」ファイル、プレビュー画像ファイルのようです。
「Binaries」ディレクトリはチームの共同開発スタイルでどうするかお好みっぽいです。
とりあえず作りたてのUE4プロジェクトで行っているので、ある物はコミットします。右クリックでTortoiseSVN→追加の後、SVNコミットで上記ディレクトリとファイルをコミットします。
ソースコントロールを設定する
アンリアルエディタを開くと、結構目立つ所に「ソースコントロール」を見つける事ができます。ソースコントロールを押して、「ソースコントロールに接続」を選択します。
「ソースコントロールへログインする」が表示されたら、プロバイダを「なし(ソースコントロールが無効)」から「Subversion」に変更します。
各項目を設定していきます。「Repository」はチェックアウトしてきたSubversionのリポジトリURL、「User Name」はリポジトリにアクセスするユーザー名、「Labels Directory」は公式のドキュメントで/tagsを指定していたので同じように、「Password」はユーザーに設定されているパスワードを設定します。
「設定を承認」ボタンを押すと、上手く設定できていれば「ソースコントロールへ接続しました!」の表示と共に、ソースコントロールのアイコンが緑マークに変わります。
アンリアルエディタからコミットしてみる
試しに「Source」ディレクトリとその中に「PlayerBlueprint」ファイルを作成し、アンリアルエディタでコミットしてみます。
作成したSourceディレクトを右クリックすると、ソースコントロールの欄に「追加としてマークする」がありますので選択します。
Sourceディレクトリの中にあるPlayerBlueprintを確認すると「+」マークが付いた事が確認できます。
再びSourceディレクトリを右クリックし、チェックインを選択します。
「ファイルをサブミット」ウィンドウが表示されるので、チェンジリストの説明に適当な説明を入れてOKを押します。
これで「Source」ディレクトリと「PlayerBlueprint」ファイルがアンリアルエディタ上からコミットできました!
TortoiseSVNのログからも、コミットされている事が確認できました。
UE4×Subversionの完了!
この記事を含めて、「UE4のプロジェクトをSubversionで管理する」は全11記事にもなる長編となってしまいました(汗
Linuxとかサーバーとか最初は全然知らなかったんですが、調べれば意外となんとかなるものかもしれません・・・・。
とりあえず今回でSubversionの記事は一旦終了としたいと思います。
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